食肉目動物保護学研究室ホーム > 進路・卒業生の会

卒業後の進路について

当研究室で得られた野生動物についての知識を生かし、またそれぞれの興味目的に沿った進路を見つけるため、学部3年次の入室当初から面接を行い、希望する方向性に適合した研究プロジェクトの設定、また進路決定のための活動と研究活動が両立可能な時間配分について、相談を行います。博士へ行って研究者や専門家をめざす場合は、効果的なCV(研究経歴書)や、学会投稿論文作成についても、指導を行います。

Graph_2017_01.jpg

学部卒業後の進路

当研究室の学部卒業生は、約3割が公務員や団体へ就職、また修士課程への進学が6割となっており、民間企業への就職が少ないことが特徴です。大学の後の野生動物関連の職業として、行政に関連部署が多いことが背景となっています。いっぽうで進学率は地域生態システム学科の平均よりも25%程度高く、これは卒業後に野生動物保護管理関連の仕事を目指す場合に、大学院へ行きさらに勉強したほうが、専門知識を生かせる部署につく可能性が高いことが、背景としてあげられます。進学先は、本学大学院農学府が8割を占め、食肉目動物の研究を行う同様の国立大学、他専門分野の院への異動が少数あります。

就職実績

公務員:国(環境省野生生物課、農水省情報機関)
     地方(東京都林業職、造園職、愛知県)

団体:農協

進学先:本学大学院自然環境保全学専攻、琉球大学大学院理学研究科、東京大学大学院(他専攻)

 

Graph_2017_02.jpg修士卒業後の進路

公務員や民間企業へ約7割が就職、また博士課程への進学(進学準備含む)が約2割となっています。公務員では森林系や農業系(地方、国)、民間企業では、野生哺乳類や鳥類の調査業務や保全事業を扱う環境コンサルタント、調査会社への就職が主となっています。 いっぽうで、さらに勉強をして研究者や専門家をめざすため、本学大学院連合農学研究科へ進学、また自然保護関連の進んでいる欧米の大学院博士課程を目指すケースもあります。その他は、留学生の帰国などです。

就職実績

公務員:地方(埼玉県)、林野庁

民間企業:野生動物調査会社、環境コンサルタント

進学先:本学連合農学研究科、欧米大学院博士課程  

 

Graph_2017_03.jpg

博士卒業後の進路

博士(本学連合大学院)卒の進路では、国内の大学教員(国立、私立)が半数となっており、次に海外の研究機関(米国、中国)の研究職や大学教員、公立研究所(国立、都道府県)、野生動物保全関連のNPOの研究員が主な就職先(すべて常勤)です。

特徴として、大学教員の常勤職には、多くの人が連合大学院を卒業してすぐについているわけでなく、約8割の人はポスドク(PD)として1-5年程度の修行期間(有給で任期つきが大部分)を、1-3箇所程度経験しています。ポスドクは、国立研究所(農水省、国土交通省)、公立研究機関(都道府県)が大部分、ほかに海外留学、企業やNPOなどの民間研究所が少数あります。

博士進学すると就職がない、という世間的イメージと異なり、農工大の野生動物関連分野では、博士をとった後に、専門知識を十分に発揮できる常勤職に100%の人がついています。しかし、博士の学位はゴールではなく、研究をするための運転免許をまず獲得するようなものなので、その後はさらに研究者としてのキャリアを積み重ねていきながら、専門性をプロとして確立するものなのです。